2010年の本屋大賞に選ばれるだけあって,なかなか面白く,かつ読み応えのある小説だった。
渋川晴海という数学者を僕はもともと知らなかったので,あーこんなに凄い人が日本にいたんだなぁという感じ。
天才・関孝和と数学で勝負するところも面白い!(勝負と言うか,もう決闘みたいな感じだった。腹切ろうとするしw まぁこれはフィクションなんだろうけど。。)
というか2人とも,鎖国の時代にどうしてこんだけ偉業を成し遂げることが出来るんだろうね?
主人公の渋川晴海は何十年もかけて天文観測を行い大和暦(ようはカレンダー)を作るんだけど,はぁ?そんなの800年前に中国から伝わったありがたいカレンダーあるんだし,馬鹿なの?死ぬの?みたいに言われたりする。
で僕が一番共感したのが,「技術的には正解だけど政治的には駄目だよね?」みたいな,そこらへんの技術者の方々が散々嫌な思いをしてるであろう,偉い人を頑張って説得する作業の連続w
だって帝に改暦をお願いする書状(ようはメール)とか何日間もかけて文章推敲してるのとか泣けてくるんだけど。
ちなみにこの本を読んでると,水戸黄門こと徳川光圀がビスケット・オリバで脳内再生されるんだけど,続編は2010年夏の「光圀伝」らしいよ。


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